秋の日泰寺でタイを感じたーい!
- 好き放題の仏旅、あれから20年…。隙間時間のアジア探し
- 日泰寺の歴史をほんのちょっと…
- 名古屋でタイを感じたい…オープンで明るい日泰寺
- お地蔵好きなあなたはこちらへどうぞ。
- せっかくなので町歩きも楽しみましょう!
- そして〆には、やっぱりアジアランチでしょう!
- 二人の旅は続く…といいな。
好き放題の仏旅、あれから20年…。隙間時間のアジア探し
わたくしみちごろうとぐりこは、20年以上前に仕事先で知り合い、当時夢中でホトケ旅をしていた仲。京都、奈良はもちろん、滋賀の秘仏巡り、ボルブドゥール遺跡にも行ったなぁ。
まだ若くて、自分が若いかどうかなんて全然気にしてなかった頃ー
自分のお財布のお金は、何も気にせずに使えた頃ー
はい。(綾小路きみまろ風に)「あれから20年……」
ホトケを愛した2人は、中学生から幼稚園児までの3人きょうだい育てにドタバタの毎日のみちごろう、ひとり娘が思春期突入のぐりこー。あぁ立派(?)な主婦になったとさ。
もう好みのホトケを求めて寺を巡る時間もお金もありまっせん!!
うぅぅ…
いーや、しかし悲しむことはないのですっ!
人生の楽しみって変わっていくもの。狭ーい隙間時間に大急ぎで飲むカフェタイムは、これはこれで贅沢で味わい深いですし、ふとした時に出会えた仏像やお地蔵さんには、あの頃とは違った気持ちで手を合わせることが出来ます。
ズバリ(古い…)!そんなアラフォー主婦が「隙間時間に巡れるアジア(風のもの?)」がこのブログのテーマです。
記念すべき初めてのロケは、名古屋市にあるタイゆかりの寺院「覚王山 日泰寺」に行ってきました。
日泰寺の歴史をほんのちょっと…
はい。仏像がビジュアル的に好きだってだけで、宗教なんかには全然詳しくないみちごろうですが、日泰寺についてざっくり説明しましょう。
むかーしむかしの1898年、インド北部で人骨の入った壺が発掘され、書かれていた古代文字を解読したら、その人骨はなんと釈迦の遺骨だと判明したのです。西欧では、佛教の教祖「釈尊」なんてシンボルで実在しないんでしょ?ただの信仰・神話って感じなんでしょ?と思ってる学者さんも多かったらしく、「釈尊」の実在が立証されたことで大騒ぎになったそうです。
で、インド政庁から仏教国のタイ王国(当時はシャム王国)に遺骨が寄贈され、さらに当時のチュラロンコン国王からビルマ(現ミャンマー)、セイロン(現スリランカ)、そして日本へと贈られました。
日本に贈られることは決まったけど、お釈迦さまのご真骨(仏舎利)をタイ国からもらい受けたら…そんなすごいものどこに安置すんだー??俺だ、俺だー!とけんけんがくがく、仏教の各宗代表が話し合った結果、官民一致で誘致した名古屋に白羽の矢が立ったとのこと。 で、日本の〝日〟とタイの〝泰〟で日泰寺ってなった訳です。
こちらは日本で唯一の、どの宗派にも属さない「全仏教徒のための寺院」だそうです。全仏教徒のための寺院ってすごいじゃないですか?太っ腹というか、なんというか。この大らかさ、まさにダイバーシティの先駆けじゃないですかー!
しかも、19宗派の官長が輪番(3年交代らしい…)で住職を勤めてるんですって。「あー来年からうち日泰寺かぁ…」なんて、宗派の違う住職がやってくるのは想像すると面白いですよね!
名古屋でタイを感じたい…オープンで明るい日泰寺
さて、軽く自己紹介と日泰寺の歴史紹介が済んだところで。日泰寺の境内でタイっぽいところを探して歩き回りました。
あぁ、久々のこの境内の清々しさ!どんな仏様がいるんだろう?というワクワク感!!ダメだ、顔がゆるむ、ゆるみきってしまう!!
と、静かな興奮をたたえつつ、まずは日本のお寺だと仁王様とかが睨みつけてる門。こちらの山門を見てみると、ありゃ、結構脱力系のお二人が静かに佇んでる雰囲気です。ふむふむ。説明を読んでみると、阿難尊者(釈尊の弟子)、左側には迦葉尊者(仏弟子の最長老)だそうな。わー、これ楠の一本彫りなんだって…すごっ!!
タイっぽい、十分にタイっぽいぞ!
植樹されてまっす。
あ!鐘楼にタイ語でなんか書いてある!かわいいー!
あ、見て!ゾウがいる!…鼻で花持ってる〜、かわいいー!
あらー、真面目な顔してイカした前掛けしてるー!おそろいー、かわいいー!
先っぽ、ちょいタイっぽい!かわいいー!
いかん。久しぶりの寺が嬉しすぎて…年甲斐もなくはしゃいでしまった。しばし口をつぐみ、お参り。
あぁ、絶対に私たちの好みのお顔なんだけどなぁー!く、暗い!…未だに視力2.0のみちごろうの目を持ってしても表情が見えない…!でも、確信しました。こちらの仏像はアルカイックスマイルが眩しい、微笑みの国のお顔だと。
おみくじだけ、妙に今風のガチャガチャスタイル!これ、久々に回したわ。
みちごろう、ぐりこ、揃って大吉!ありがたいことに小さな守り仏様がついてきます。これだけお財布にINしました。
忘れちゃならない御朱印帳!ちょっとタイっぽいですよね??ね??3年ごとに住職さんが変わるなら、文字のタッチも変わるのかしら。ちょっと試してみたい…
お地蔵好きなあなたはこちらへどうぞ。
そして日泰寺の山門前に親子地蔵尊があるのですが、これがまた。見応え十分!
クスクス系のお地蔵様がお好きなあなた、オススメですよ! 札所らしいですぜ!
ブルーでコーディネートした彼の前掛けはムシキング!かなりファンキーです。一緒に並んでいるおチビさんのお地蔵さん、アフロではありませんよ。ちょっと帽子が大きいだけですからー。
こちらはアチャー!としています。ほんとにかわゆいです。
タイっぽいからいいかなー?と置いていかれたのでしょうか。でも皆と仲良くしてそうなのでいいでしょう。
せっかくなので町歩きも楽しみましょう!
日泰寺の周り(覚王山周辺)も楽しいところです。毎月21日には弘法様の縁日があり、参道が3時まで通行止になって屋台などが立ち並び、老若男女みんなが楽しくそぞろ歩けます。
また、参道から一本入った所にあるのが「覚王山アパート」。こちらは木造の古いアパートを改装し、アーティストやクリエーターの方々が小さな店舗や展覧会を開いています。
みなさんが覚王山という場所を愛していることがビンビン伝わってきて、気持ちが温かくなります。面白い掘り出し物があるかもしれませんよー!
そして〆には、やっぱりアジアランチでしょう!
そして、楽しいアジアトリップの最後を飾るのはランチでしょ、おくさま! こちら日泰寺から歩くと相当頑張りが必要なので、幼稚園のお迎え時間が迫ったみちごろうの都合で車移動。あぁ、ウォーキングなんてしてみたい…時間がない…根気がない…ない…ない… 気を取り直して。
こちらはカフェ雑貨のAyam(アヤム)さん。最寄駅は地下鉄本山駅になります。 ランチメニューはこちら
タイ インドネシア アジアのごはんと ポップでキュートなアジアの雑貨 「カフェ アヤム」
みちごろうはイエローカレー(上)、ぐりこは○○○○(下)。あぁ久しぶり!大好きなアジアご飯。優しい甘さとほんのりスパイスの美味しいカレー。ジャスミンライスはくまちゃん型です^^。
そして、店先に並んだアジア雑貨とお洋服は、アジアのクセが強すぎないので、ヘビーなアジア好きじゃなくてもどれも合わせやすそうでしたよー。 お店のオーナーが愛をもってセレクトしている感じが良かったです。ぐりこはチュニック、みちごろうはTシャツを…ついつい衝動買いしたのでした。
二人の旅は続く…といいな。
今日は久しぶりにお寺に行ったし、お地蔵さんに萌えたし、覚王山アパートでクリエーターの人たちに刺激をもらったし、最後は美味しい料理を食べて、たくさん笑って楽しかったー。 なーんて余裕かましてたら、わぉもうこんな時間!戦い終わったウルトラマンさながら、大慌てで帰路に着き、幼稚園お迎えに滑り込みセーフ!ハァハァ…息が上がるわ。
二人は無事に主婦に帰って行きました。めでたし、めでたし。楽しいアジアミニトリップはまだ続く予定です。次はいずこへ…乞うご期待!